目の下のクマを消したい!3種類あるクマの特徴と対処法とは

投稿日:2023年12月25日

目の下のクマを消したい!3種類あるクマの特徴と対処法とは

投稿日:2023年12月25日

自分ではあまり自覚がないのに、周りの人に「あれ?寝不足?」「疲れた顔してるよ」なんて言われて、鏡に映った自分の顔を見て「あ、クマがある…」と納得。なんてことはありませんか?

目の周りが黒ずんでいる「クマ(隈)」という言葉の由来は、歌舞伎の血管や筋肉をオーバーに表現した化粧法「隈取」から来ているのですが、実際に目の下にできるクマは化粧ではないのでサッと落とすことができるものではありません。

寝不足かと思ってよく眠っても、翌朝になっても取れていないということもあります。

実はこの目の下にできてしまうクマの原因は1つではありません!

目の下のクマの種類は大きく分けて3つ、あなたはどのクマ?

目の下のクマは大きく分けて「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3種類があり、それぞれに寝不足だけではなく生活習慣など、無意識にしてしまっている行動などが関係しています。

目の周りの皮膚はとても薄いため、皮脂腺も少なく乾燥しやすくなっています。そのため、手でこすったりしたような刺激でも色素沈着を起こしてしまうことがあります。

3種類のうちのどのクマができてしまっているかによって対処法も変わってくるため、まずは自分のクマがどの種類のものかを見極めてから、それぞれに適した対策をしてクマをケアしていきましょう。

青クマ

目の疲れ、全身の冷えなどで、目のまわりにあるたくさんの毛細血管の血液の流れが悪くなってしまうと血行不良になり、目のまわりの薄い皮膚から毛細血管が浮き出て透けて青っぽく見えてしまいます。

原因(血行不良)


・冷え症
・目を酷使する仕事をしている
・睡眠不足やストレスがたまっている

ケアの方法


温めたタオルなどを目にあてたり、アイクリームなどですべりをよくして優しくマッサージをすると血流がよくなります。目の周りの皮膚は薄いので優しくマッサージをせず、強い力でマッサージをしたりこすったりすると、色素沈着を起こしてしまうので、皮膚に負担をかけないように血流をよくすることが大切です。
また、体を温めるためにストレッチや軽い運動をしたり、温かい飲み物を摂ったり、お風呂で湯舟にゆっくりと入ることで、体も温まりリラックスができます。

茶クマ

紫外線のダメージやストレスがたまると、皮膚の新陳代謝のリズムが乱れてしまい、皮膚のターンオーバーがきちんとされず、目の下の皮膚にメラニン色素が沈着して茶色く見えてしまいます。

原因(色素沈着)


・花粉症やアレルギーで目をよくこすってしまう
・紫外線
・ターンオーバーが正常に働いていない

ケアの方法


肌のターンオーバーを促進させることで、色素が沈着してしまった角質を剥がれ落とすことで改善することができます。
紫外線対策をする、美白効果のある基礎化粧品などでしっかり保湿をしたり、ビタミンCやプラセンタなどの体の内側から改善してくれるサプリメントを摂取したりするのもおすすめです。
※色素沈着が原因となっている茶クマの場合、マッサージの刺激でシミなどになってしまうことがあるので注意です。

黒クマ

年齢を重ねていくことによってコラーゲンが減少することで、皮膚にハリがなくなってたるんできたり、生まれつきや加齢によって目の周りの脂肪が少なかったりすることで、肌がへんこんで影ができることが原因で、皮膚の色自体が黒くなっているわけではありません。

原因(脂肪の減少や皮膚のたるみによる影)


・目の周りの筋肉の衰え
・加齢による皮膚の衰え

ケアの方法


皮膚のたるみや目の周りの筋肉の衰えを改善するために、目をギュッと5秒間閉じる→ゆっくりと大きく目を開く、といった表情筋や眼輪筋を鍛える筋トレが効果的です。
また、色素沈着をしないように気をつけたり、血行をよくしたりすることで、加齢による皮膚のたるみなどの予防にもなります。

病気によって目の下にクマが現れることもあるので注意

寝不足や血行不良などが原因で現れていると思っていたクマが、実は重大な病気によって現れていることがあります。肝臓病や腎臓病、糖尿病などの内臓疾患は、内臓の機能が低下しているため血行不良になりがちになってしまい、クマができやすくなります。

また、甲状腺から甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまい、全身の代謝が高まってしまう甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の場合、主な症状として眼球が突出してしまうことがあります。眼球が突出してしまうと、眼球の下にある脂肪もせりだしてきてしまい、たるみのような状態なってしまい黒い影ができてしまい黒クマになってしまいます。

その他に、うつ病は自律神経に異常が起こっていることによってなってしまう病気のため、目や口の周りの筋肉への血流が悪くなってしまい、血行不良になることで青クマができてしまうことがあります。

ただのクマだと思っていても重篤な病気の可能性があるので、気になる場合には早めの医療機関での受診をおすすめします。

クマ(隈)のまとめ

睡眠不足や疲れているからきちんと眠ればすぐに消えると思っていたクマが、どれだけ眠ってもマッサージをしてもなかなか消えないと悩んでいた方も、自分がどの種類のクマかを知ることによって改善していくことができます。

目の下のクマを消すためには、目の周りの血流だけをよくするだけでなく、全身の血流をよくするために適度な運動や禁煙をしてみるなど、日常生活の中の小さなことから1つずつ改善していくことが大切です。

体の内側から健康になり心と体の元気を取り戻して、疲れた顔や老けて見えてしまうクマを消して生き生きした目元になりましょう。