野菜不足の現代では、手軽にバランスよく野菜を摂るのに便利な青汁が飲まれています。青汁は、30年以上も前から飲まれていますが、「まずい！もう１杯」というCMで知っている方もいるのではないでしょうか。

最近では青汁の味も改良されているので、一昔前の「まずい青汁」ではなく「手軽で飲みやすい青汁」として人気があります。

青汁の原材料ってなに？

青汁の原材料は１種類だけではなく、ケールや大麦若葉、明日葉などの緑黄色野菜の葉が原材料になっており、生の葉をそのまま絞った汁が「青汁」です。しかし、絞っただけでは青臭かったり、苦かったりするため、昔は青汁はまずいと言われていました。

現在は、まずい青汁を飲みやすくするために、青汁を販売している企業の努力によって、苦みの理由が調べられ改良され飲みやすくなりました。また、はちみつやフルーツが加えらているもの、何種類もの野菜を配合したもの、酵素が入ったもの、乳酸菌が入ったものなど、飲みやすくなった多くの種類の青汁が増えています。

青汁にはどんな効果があるの？

青汁は健康にいいというのはわかっているものの、具体的には何がいいのかよくわかっていないという方もいるのではないでしょうか？

青汁は忙しい日常生活のなかに健康のサポートとして上手に取り入れて、毎日飲み続けることによって次のような効果が期待できると言われています。

老化予防（アンチエイジング）

抗酸化作用が高いビタミン類やポリフェノールが含まれているため、老化や体の酸化（サビ）の原因となる活性酸素を除去してくれる働きがあるため、老化現象を予防する効果が期待できます。

美肌効果

体の調子を整えるミネラル（カルシウム、鉄など）、若さと元気をつくるビタミン類（ビタミンＢ群、Ｃなど）が含まれているので、肌の新陳代謝（ターンオーバー）がよくなり美肌効果が期待できます。

便秘の予防・改善

腸内環境を整える食物繊維などがバランスよく含まれているので、豊富な食物繊維の働きによって腸内環境が整うことで、便秘の予防や改善する効果が期待できます。

疲労回復効果

青汁にはビタミン・ミネラルが豊富に含まれているので、体づくりやエネルギー源となるたんぱく質、糖質、脂質の３大栄養素の働きを支えてくれる働きがあり、栄養バランスが整うことによって睡眠中の疲労回復もスムーズになります。

青汁の効果でダイエットはできる？

豊富な栄養素が含まれているので、美容効果や健康効果が期待できる青汁ですが、ダイエットはできるのでしょうか？

はっきりと言ってしまえば、青汁を飲めばダイエットができるというわけではありません。青汁は基本的に健康維持を目的としているため、正しい言い方をするならば、痩せやすい体質に整えるために青汁を飲むということです。

青汁はダイエットに有効ですが、忘れてはいけないのが青汁の効果だけに頼るのではなく、食べ過ぎに気をつけたり、筋トレや有酸素運動などを取り入れることも大切です。青汁にはダイエット効果を高める働きがあるので、上手に取り入れてみましょう。

栄養バランスの整った食事と青汁を毎日きちんと飲み続けることによって、代謝が高まると今までと同じ運動量でもより痩せやすい体質になってきます。

青汁に含まれる食物繊維には便秘を改善する効果があるため、老廃物を溜め込まずお腹をスッキリさせることができます。また、血糖値の急上昇を抑える働きもあるため、食前に青汁を飲んでおくことで血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪ができるのを抑制することが期待できます。

最近は、ダイエット用の青汁もあり、代謝を高める栄養素が添加されているため、短期間で効果を実感しやすくなるため、青汁に含まれている成分を選んで飲んでみるのもいいのではないでしょうか。

青汁の効果を実感できる飲み方とは？

青汁は健康食品なので、薬とは違って決まった時間に飲む必要はありません。食事の直前、食事中、食後すぐ以外はどのタイミングで飲んでも問題ありません。

しかし、毎日きちんと飲むことが大切なので、忘れずに飲むことができる自分のタイミングを探して飲みましょう。

食前に飲むならば血糖値の上昇を抑えることができるため、ダイエットをしたい方におすすめの飲み方です。

ここで１つ飲むときに注意していただきたいのが、美容や健康にいいからといって、商品に記載されている１日の摂取量の目安よりも多く飲んでしまうと、お腹が緩くなることがあるので気をつけましょう。

まとめ

サプリメントと同じで、健康食品である青汁も毎日きちんと飲み続けることによって、美容や健康にさまざまな効果が実感できます。
そして、バランスの整った食事、運動、その他にも生活習慣が乱れている方は改善することによって、青汁の効果をより実感することが期待でき、ダイエットにもつなげることができるので上手に取り入れてみてください。