更年期の女性の美容や健康にいいと言われる大豆イソフラボンとエクオールの関係

投稿日:2019年12月19日

更年期の女性の美容や健康にいいと言われる大豆イソフラボンとエクオールの関係

投稿日:2019年12月19日

女性の美容や健康に影響する重要なホルモンである女性ホルモン(エストロゲン)は、女性が健康で美しくいるために必要な数えきれないほどの重要な役割を担っています。

エストロゲンの主な働き


・髪、爪、肌を若々しく保つ
・自律神経を整える
・代謝機能を上げる
・脂質の酸化を抑える
・身体中の細胞の活性化
・内臓機能の活性化
・コレステロールの分解、排出

更年期になりエストロゲンが激減してしまうと、ホルモンバランスが崩れてしまい更年期障害の症状があらわれてきます。エストロゲンは女性が健康で美しくいるためには、なくてはならない重要なホルモンです。

大豆イソフラボンとエクオールの違いとは?

これまで更年期障害の症状の緩和には、「女性ホルモンの一種であるエストロゲンと同じ働きをする」大豆イソフラボンがいいと言われていたこともあり、毎日大豆製品を摂ったり、イソフラボンサプリを毎日飲んでいるという方もいるのではないでしょうか?

最近では「更年期にはエクオールがいい」ということをよく聞きますが、大豆イソフラボンとエクオールどっちを摂ればいいの?と思ってしまう方もいるかと思いますが、この2つはどちらも大きく関係しています。

エクオールとは?

エクオールは、米国のSetchell博士らによって人間の体内で女性ホルモンによく似た働きをするという研究報告が1984年に発表されました。

大豆イソフラボンよりも強く女性ホルモンに似た働きをするエクオールは、大豆イソフラボンに含まれるポリフェノールの中の一種である「ダイゼイン」が腸内細菌によって代謝されて「エクオール」に変化することで、はじめて体内に吸収されます。では、エクオールにはどのような働きがあるのでしょうか。

1⃣エストロゲン様作用
(女性ホルモンに似た働きをする)
エストロゲンが減少し足りない体内で、エクオールがエストロゲン受容体に入ることで、エストロゲンに似たはたらきをします。

2⃣抗エストロゲン作用
(エストロゲンの働きを抑える)
乳房にある乳管はエストロゲンの影響を受けやすくいため、エストロゲンの過剰な働きを抑え乳がんを抑制します。

3⃣抗アンドロゲン作用
(男性ホルモンのアンドロゲンの働きを抑える)
女性にも起こる抜け毛や薄毛は、アンドロゲンの過剰な作用が影響するとされており、エクオールの「抗アンドロゲン作用」によって抜け毛や薄毛の改善が期待されています。

4⃣抗酸化作用
(体をさびさせない)
紫外線やストレスなどによって増えてしまった活性酸素による体の酸化を抗酸化作用によって抑えることで、シミの原因となる活性酸素から体を守ります。

エクオールを作れる人・作れない人がいる

エクオールの効果を実感するためには、大豆イソフラボンを代謝させてエクオールに変化させるのに必要な、腸内細菌が腸に存在しなければなりません。

今まで大豆イソフラボンの効果を実感できている方は、体内にエクオールを作ることができる腸内細菌を持っている方です。

しかし、残念なことにこの腸内細菌を持っている日本人の女性は、全体の約半数と言われており、これまで大豆製品や大豆イソフラボンサプリを摂取したのに、効果をなかなか感じることができないという方は、腸内細菌を持っておらずエクオールを作れない方ということになります。

最近では、エクオールを作り出す腸内細菌を持っていない方でも、エクオールを存在させてイソフラボンの効果を実感できるように、あらかじめエクオールに変換されたサプリメントなどのイソフラボン製品が注目されています。

まとめ

エストロゲンの分泌量が減少することによって起こる自律神経の乱れは、体にさまざまな不調が起こります。

更年期の女性の美容や健康にも大きく関係しているエクオールを体内で作ることができる方は、エストロゲンの補給することができているため更年期障害の症状も軽度であると言われています。

エクオールを作ることができない方の場合では、サプリメントなどであらかじめエクオールに変換されたサプリメントを体に補充することで、更年期障害の症状を緩和することが期待できるので、積極的に摂るようにしましょう。