化粧品や医薬品としても注目されるヒアルロン酸とは?プラセンタとは何が違う?

投稿日:2022年9月15日

化粧品や医薬品としても注目されるヒアルロン酸とは?プラセンタとは何が違う?

投稿日:2022年9月15日

潤いがあってツヤがある滑らかな肌、こうした美肌を作るための成分はたくさんありますが、美肌だけではなく、目・皮膚・関節などに含まれており、私たちの体には欠かすことができない潤い成分が「ヒアルロン酸」です。

ヒアルロン酸は、肌に潤いを保つための化粧品やサプリメントなどの健康食品などに多く使用されており、ドラッグストアなどでも見かけることも多い成分です。

優れた保水力を持っていることもあり、膝や肩などの関節痛に関節内注射薬や目の潤いを保つための目薬など、医薬品として純度の高いヒアルロン酸が使用されています。

体のさまざまなところに存在しているヒアルロン酸ですが、そのなかでもへその緒(臍帯)は特に多く含まれていることもあり、美容や健康を気にしている方に、「プラセンタ」だけではなく、潤い成分がたっぷりの有効成分「サイタイエキス」も注目されています

今回は、このヒアルロン酸とプラセンタについて詳しく紹介していきます。

ヒアルロン酸ってどんな成分?

ヒアルロン酸は「ムコ多糖体」というネバネバとしている状態の物質です。
ムコ多糖体はタンパク質を中心にして、そのまわりに保湿性を保つコンドロイチン硫酸やヒアルロン酸、へパラン硫酸などがくっついてひとかたまりになっているもので、ムコ多糖タンパク質とも呼ばれていますが、最近では プロテオグリカン とも呼ばれており、肌にハリ、弾力、潤いを与えます。

その保水力は1グラムで2リットルのペットボトル3本分の、6リットルと言われるほど抜群の保水力があり、肌のハリや潤いに大きく影響する成分なので、肌に潤いを保つための化粧品やサプリメントなどの健康食品にも多く使用されています。

プルプルのクッションのような働きで、優れた保水力を持っている人の体内にあるヒアルロン酸は、体のさまざまなところに存在しており、関節・皮膚・目などに多く含まれていますが、赤ちゃんのときにヒアルロン酸の量が100%とすると、体内のヒアルロン酸量は40代後半を境に減少していくことがわかっており、加齢とともに赤ちゃんのときの20分の1の量になってしまうと言われています。

ヒアルロン酸量が不足すると水分を維持することができなくなると、皮膚の表面が乾燥して潤いがなくなり、しわやたるみの原因となったり、目の乾き(ドライアイ)や関節の動きが悪くなり痛みを感じたりなどの症状が出てきてしまい、老化へとつながっていく原因にもなってしまうため、美しく若さを維持していくためにも、年齢を重ねるとともに良質なムコ多糖体を補給していくことが大切になってくるのです。

ヒアルロン酸などの潤い成分を生み出す線維芽細胞とは?

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっており、真皮は肌の潤いを蓄えておく役割を持っています。
真皮層にある網状になっているコラーゲンやエラスチンなどの構成要素の隙間を、たくさんの水分を保持しているゼリー状のヒアルロン酸が埋めつくすように存在しており、細胞と細胞の間でクッションのような役割を果たしています。


 

コラーゲン
細胞と細胞を結ぶ役割があり、肌のハリや弾力を作り出す

エラスチン
繊維状のタンパク質でゴムのような収縮性があり、コラーゲンの働きを助ける

ヒアルロン酸
ゼリー状で保水力が高くスポンジのように水分を溜め込みクッションのような働きをする

 
この3つの潤い成分は、肌の潤いやハリを保つために真皮に存在している「線維芽細胞」によって生み出されます。
しかし、年齢ととも線維芽細胞は衰えてきてしまい、3つの潤い成分の量が減少することで、肌の土台が崩れてしまい肌のハリや潤いが失われてしまい、シワやたるみの原因となってしまいます。

線維芽細胞が活発に働くことで、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が正常に行われ、ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンが古くなった場合には分解され、また新しく生成されることで肌の潤いやハリ、弾力のある肌を保つことができます。

線維芽細胞は自分自身で細胞分裂をして細胞を増やすことができるため、線維芽細胞の代謝が活発に働くことが、肌の健康や美肌を作っていくためには必要です。

ターンオーバーとは

ターンオーバーは肌の新陳代謝ともいい、肌の表皮の4層構造「角層(かくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」で行われます。

表皮の一番奥にある基底層でつくられた細胞が分裂して新しい細胞をつくり、それが上へ上へと押し上げられ、約4週間サイクルで肌の表面に向かって押し上げられます。
角質層まで到達した細胞は、垢や古い角質として剥がれ落ちることで、表皮の新しい細胞と入れ替わります。

このように、肌は常にターンオーバーが繰り返されて細胞が生まれ変わっていることで、美しさや若々しさを保つことができています。

ヒアルロン酸は「目」や「関節」にはどんな働きをしている?

優れた保水力を持っている人の体内にあるヒアルロン酸は、体のさまざまなところに存在しています。では、ここまでお話してきました皮膚以外に、ヒアルロン酸が多く含まれている目や関節にはどのような働きをしているのでしょうか。

目は外気にさらされているため、最も水分を必要とすると言われています。
眼球の硝子体(しょうしたい)と呼ばれる部分は、眼球の3分の2を占めており、その99%は水分でできているため、ヒアルロン酸はその水分をつなぎ止めることで、硝子体を丸く保って目の形を維持しています。

また、硝子体は衝撃によって網膜を傷付けないためのクッションのような役割も果たしており、その弾力のもとになっているのもヒアルロン酸です。

ドライアイへの予防や改善効果

ヒアルロン酸はドライアイの治療のための点眼薬にも利用されています。
保水力が高く粘り気のあるヒアルロン酸を補うことによって、涙を角膜の表面につなぎとめて乾燥を防ぎます。

涙は、目の乾燥の予防・殺菌・洗浄・栄養補給など、目の健康状態を保つ重要な役割を担っています。

ヒアルロン酸は涙には含まれていませんが、涙の成分であるムチンという目の表面に涙をつなぎ止める役割がある成分と非常に似た性質をもっているので、目の潤いを保つ涙の働きをサポートします。

関節

関節は、軟骨・骨・関節液などで構成されており、ヒアルロン酸は軟骨と関節液に含まれています。
関節の中でも、特に膝の関節は全身の体重を支えているために、歩くだけでも体重の3倍もの負担がかかってしまうと言われています。

ヒアルロン酸の粘性は、関節の動きをよくするための潤滑作用や軟骨がすり減るのを防いだり、衝撃を吸収する関節と関節の間のクッションのような働きをします。

しかし、年齢とともに中高年になりヒアルロン酸の量が減少してくると、クッションの役割を果たしている軟骨がすり減ることによって骨と骨がぶつかってしまい、歩き始めたときに膝に何か違和感があったり、階段の昇り降りをするときに痛みがあったりなど、関節に痛みが出てきてしまいます。

関節の動きをサポートする効果

ヒアルロン酸は軟骨を形成し、スムーズな動きを手助けすることによって、痛みを和らげる効果があるといわれています。
膝関節症の患者さんに、ヒアルロン酸を軟骨細胞に与える治療も行われており、軟骨の形成が増加し痛みを和らげる効果があるといわれています。
 

ヒアルロン酸が配合されているスキンケア化粧品にはどのような効果がある?

ヒアルロン酸が配合されている市販のスキンケア化粧品はたくさんあります。
ヒアルロン酸には3つの種類があり、それぞれ分子サイズが違っているため、選ぶ商品によっては肌への浸透力が違ってきます。
 

①ヒアルロン酸Na
肌表面の潤いをキープする効果があります。
目の下の小じわ対策に目元クリームとして使われたり、ほうれい線にハリを出します。

ヒアルロン酸Naの分子が大きく、角質層の深部まで浸透しませんが、乳液やクリームとして使われることで、表皮の上の部分にとどまり、しっかりと皮膚から水分が蒸発するのを防いでくれます。

 

②加水分解ヒアルロン酸
ヒアルロン酸Naと比べて分子が小さく、肌の内部である角質層の奥にまで浸透しやすいタイプのヒアルロン酸です。
主に、美容液や化粧水に使われ、ターンオーバーの乱れなどで乾燥した角質層を潤します。

 

③アセチルヒアルロン酸Na
ヒアルロン酸Naと比べると、2倍の水分保持力があると言われている、非常に保湿力が高いヒアルロン酸です。

肌なじみが良く、角質を柔らかくしたり、潤いを保つ効果が期待できることから、美容液、化粧水、クリームなど、さまざまな化粧品に使われています。

 
保湿効果が高いヒアルロン酸は、どの種類のものが配合されていたとしても、角質層には届きますが、その奥の真皮層にまで届かせるには分子サイズが大きく、浸透して吸収することができません。

それでも、塗ることによって肌の表面にヒアルロン酸が残り、潤いのヴェールで肌を包み込んで肌の水分を閉じ込めてくれます

ただし、その効果は一時的なもので持続することができず、肌の内側からの潤いの改善にはつながりにくいということです。

そこで、肌の内側からの潤いの改善としておすすめなのが「プラセンタ」です。

ヒアルロン酸はプラセンタと何が違う?

「プラセンタ」と「ヒアルロン酸」、どちらも美容や美肌、アンチエイジングなどを気にしている人には気になる成分です。
ここまで、プラセンタとヒアルロン酸について紹介してきましたが、ヒアルロン酸は高い保水力と保湿力、プラセンタには豊富な栄養素などがあります。

ヒアルロン酸は体内で分泌され、私たちの体には欠かせない成分です。
年齢とともに減少してくるヒアルロン酸を表皮の下にある真皮で生み出すためには、線維芽細胞を活性化させることが必要です。

この線維芽細胞を活性化させる力を持っているのがプラセンタです。

プラセンタに含まれる成長因子(グロースファクター)の一種であるFGF(線維芽細胞増殖因子)やIGF(インシュリン様増殖因子)が、潤い成分であるヒアルロン酸を生む細胞自体に働きかけます

体内で分泌される成長因子も、残念ながら赤ちゃんの頃をピークに年々減少してしまいます。
そこで、プラセンタで足りない成分を補うことによって細胞が活性化されて、新陳代謝や基礎代謝があがることで、潤いがありハリのあるお肌へと導いてくれます。

プラセンタには豊富な栄養素が含まれていますが、その中にはムコ多糖体も含まれているので、プラセンタ1つの成分だけでヒアルロン酸の効果も摂取することができます。

プラセンタに含まれる栄養成分

タンパク質
摂取したタンパク質が酵素によってアミノ酸に分解され、再び体の必要部分で結合されまたタンパク質になり、血液・筋肉・骨・皮膚・臓器などの人の体を作る

脂質
脳や神経などの細胞を作りだしたり、身体を動かしたりするためのエネルギー源や体温を保つために重要な成分

糖質
身体を動かしたり頭働かせたりなど、脳や神経などのエネルギー源となり、細胞の構造を維持する

ビタミン
他の栄養素の働きをサポートし、身体の様々な機能を正常に働かせることで健康のバランスを整える

ミネラル
カルシウム・鉄・亜鉛など血液を作ったり、体液量・筋肉・神経の働きの調節をする

核酸
身体の細胞分裂を活性化させ、遺伝子の修復や新陳代謝など身体の調子を整えるための調整をする

活性ペプチド
アミノ酸がいくつか結合されることによってできる活性ペプチドは、生命を維持するために形を変えて必要とされている働きをする

アミノ酸
人の身体を構成するすべての部分であるタンパク質のもとで、20種類のアミノ酸の多種多様の組合せによってタンパク質を構成している

酵素
食べ物を消化して分解する消化酵素と、生命維持活動に関係している代謝酵素があり、バランスよく存在することで生命を維持している

ムコ多糖体
細胞の周りに体液を蓄えるなど、スポンジのように水分を溜める機能があり、肌の潤いや関節の動きを滑らかにしたりする役割をする

成長因子
タンパク質の1つで細胞自体を若返らせる作用があり、細胞の新陳代謝をするための増殖・分化を促すスイッチのような働きがある
 
 
これらの多くの成分が含まれていますが、見ただけでは何がすごいのかピンとこないかもしれません。

プラセンタには、合わせて11種類もの栄養成分が含まれており、この栄養成分の配合は人工的につくろうとしても真似ができない配合です。
たくさんある美容や健康にいいと言われる成分はありますが、これだけ多くの栄養成分が絶妙なバランスで1つに含まれている成分は他にありません。

プラセンタの線維芽細胞増殖作用とは?

年齢によって潤い成分を作り出すことができる線維芽細胞は20歳後半から低下していき、30代を過ぎた頃になるとどんどん低下して減っていきます。しかし、ただ減っていくのをそのままにしてしまうと老化がどんどん進んでしまいます。

そこで、おすすめなのがプラセンタです。豊富な栄養素、成長因子、20の薬理作用の相互効果によって、美容や健康のさまざまな症状の改善が期待できます。

プラセンタの薬理作用の1つである線維芽細胞の増殖を促す作用は、線維芽細胞の増殖を促す働きがあるので、美肌のための潤い成分の生成を助け、体の内側からハリと潤いのある肌へとサポートしてくれます。

また、プラセンタにしか含まれていない成長因子は、細胞分裂を活性化させて細胞を若返らせる力があるため、真皮に存在する線維芽細胞の働きを活性化させます。

線維芽細胞の働きを活性化させることによって表皮が刺激を受けると、潤い成分であるコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンを再び作り出す力が戻り、真皮の土台の弾力が高まることで、肌の潤いやハリを取り戻すことが期待できます。

サイタイエキスは天然のヒアルロン酸

胎児と胎盤をつなぐ臍帯(へその緒)から抽出された「サイタイエキス」は、人間の臍帯も使用されることがありますが、主に豚や馬のものが使用されています。
胎盤の一部ということもあり含有成分も似ていますが、プラセンタにはあまり含まれない潤い成分である、ムコ多糖体(コンドロイチン硫酸やヒアルロン酸など)が豊富に含まれています

サイタイエキスは保水力が高く、天然のヒアルロン酸 とも言われており、肌の潤いや美肌に効果が期待できます。
近年では、このような素晴らしいプラセンタの効果だけではなく、美容成分としてプラセンタにサイタイエキスが配合されている商品も増えてきました。

プラセンタ効果を摂取したいならサプリがおすすめ

プラセンタはたった1つの成分で美容や健康に対しての素晴らしい効果を得ることが期待できます。

プラセンタの摂取方法にはいくつかの種類がありますが、プラセンタ注射のような即効性はないものの手軽に始めることができるサプリメントの人気があります。

購入したサプリメントのパーケージに記載されている1日に摂取する目安内であれば、1日にいつ、何回という決まりはありません。
飲む量も目安としてある量(1~3粒など)を、自分の体調に合わせて飲むことが出来るなど、自分なりの飲み方ができるので、非常に手軽に体内にプラセンタの成分を取り込む方法として人気があります。

プラセンタサプリは、医薬品としての薬ではなく、あくまでも健康補助食品としての扱いです。そのため、医薬品として取り扱われているプラセンタ注射よりも、大きな副作用はないといえます。

また、健康補助食品として国内で販売されているプラセンタサプリメントに使用されているのは、人由来のプラセンタではなく豚や馬由来の胎盤で、プラセンタ市場で一番ポピュラーなのは豚プラセンタです。
原料となっている動物の健康管理や衛生管理はきちんとされている農場から仕入れがされていて、抽出方法や製造方法など、きちんとメーカーによって自信を持って表示されている商品の方が、品質や安全性が高いものが期待できます。

プラセンタサプリの価格は原料である動物の違いや、配合されている成分やプラセンタの分量によっても価格が違ってきますが、手軽と思える程度の価格のものがほとんどです。

プラセンタサプリメントは、毎日継続して摂取することによって、貧血によるさまざまな症状の改善の効果が期待できることもありおすすめです。